股関節だけじゃない身体の使い方
股関節が硬いだけ?骨盤・背骨・足元から考える「あぐら」の姿勢
床に座るとき、
「すぐに脚が疲れる」
「膝が高く浮いてしまう」
「あぐらをかくと背中が丸くなる」
「左右で脚の組みやすさが違う」
そんなことはありませんか?
あぐらは日本の生活でも馴染みのある座り方ですが、実際にやってみると意外と難しい姿勢です。
特に「股関節が硬いからあぐらができない」と思われやすいのですが、あぐらの姿勢には股関節だけでなく、骨盤や背骨、膝、足首なども関係しています。
今回は、あぐらが苦手になりやすい理由を身体の動きから整理しながら、無理なく座るために意識したいポイントをご紹介します✨
① あぐらでは股関節がいろいろな方向へ動く
あぐらをかくとき、脚は前へ出すだけではありません。
股関節を曲げながら、脚を外側へ開き、さらに回旋させる動きが必要になります。
つまり、股関節にある程度の可動性が必要な姿勢です。
ここで大切なのは、
「股関節を無理やり開けばいい」
というわけではないこと。
関節の動く範囲には個人差があります。
骨格や関節の形も人それぞれなので、同じあぐらでも、脚の開き方や膝の高さには違いがあります。
無理に膝を床へ押しつけるよりも、自分が自然に動かせる範囲を知ることが大切です。
② 膝が高く浮くなら「股関節だけ」を見ない
あぐらをかいたときに、
「膝がすごく高い」
という方もいると思います。
このとき、単純に「股関節が硬い」と判断することはできません。
股関節の動き方に加えて、骨盤の位置も関係します。
骨盤が後ろへ倒れやすい状態だと、上半身も一緒に後ろへ傾きやすくなります。
その状態で姿勢を保とうとすると、背中を丸めてバランスを取ることがあります。
逆に、骨盤が動きやすく、股関節も適切に動かせると、上半身を無理に丸めずに座りやすくなります。
「あぐらが苦手=股関節を伸ばす」という一方向の考え方ではなく、骨盤や背骨まで含めて見ていくことがポイントです。
③ 足元の位置でも座りやすさは変わる
あぐらでは、足の位置も意外と重要です。
足を身体の近くへ引き寄せすぎたり、反対に遠くへ出しすぎたりすると、股関節や膝の位置が変わります。
さらに、足首の向きや足の置き方によっても、脚全体の力の入り方が変わることがあります。
例えば、
🔸片方の足だけ身体に近い
🔸左右で膝の高さが違う
🔸片方の足を押さえ込んでいる
🔸いつも同じ脚を前にしている
といったクセがないか確認してみましょう。
「脚を左右同じ形にする」ことが目的ではありません。
自分がどちら側を使いやすいのか、どこに力が入りやすいのかを知ることが大切です。
④ あぐらで背中が丸くなる理由
あぐらをすると背中が丸くなってしまう方もいます。
この場合も、
「背筋が弱いから」
とすぐに決めつける必要はありません。
股関節の動きや骨盤の位置、背骨の動きなどが関係している可能性があります。
例えば骨盤が後ろへ倒れると、その上にある背骨も丸まりやすくなります。
その状態で「背筋を伸ばそう」とすると、腰だけを反ってしまうこともあります。
姿勢を整えるときは、上半身だけを真っすぐにするのではなく、骨盤から背骨までがどのようにつながっているかを見ることが大切です。
あぐらという一つの姿勢からでも、自分の身体の使い方を知ることができます。
⑤ パーソナルピラティスで「座りやすい身体」をつくる
あぐらを楽にしたいからといって、ひたすら股関節のストレッチをする必要はありません。
必要なのは、その人がどこで動きにくさを感じているのかを確認することです。
例えば、
「右の股関節は動きやすいけど左は苦手」
「膝が左右で違う高さになる」
「骨盤が後ろへ倒れやすい」
「背中を伸ばそうとすると腰に力が入る」
など、原因になりそうな身体の特徴は人によって違います。
パーソナルピラティスでは、こうした動きを一つずつ確認しながら、その人に必要なエクササイズを選んでいきます。
ただ柔らかくするのではなく、自分で身体を動かし、安定させ、コントロールすることまで含めて考えられるのがピラティスの特徴です。
まとめ
あぐらが苦手だからといって、「股関節が硬い」の一言で終わらせる必要はありません。
あぐらには、
🔸股関節の曲げる・開く・回す動き
🔸骨盤の傾き
🔸背骨の動き
🔸膝や足首の位置
🔸左右の身体の使い方
など、さまざまな要素が関係しています。
まずは無理に膝を床へ押しつけたり、背筋を力で伸ばしたりせず、自分がどの姿勢なら楽に座れるのかを確認してみましょう。
maison96pilatesでは、平和島・大森海岸・大森町周辺でパーソナルピラティスを行っています。
「股関節が硬い」「床に座るのが苦手」という悩みだけでなく、実際の動きを確認しながら、骨盤・背骨・脚の動きまで含めて身体の特徴を見ていきます。
普段の座り方や動作の中にある小さなクセを見つけ、自分の身体をより理解することで、無理に形を作るのではなく、自分に合った動きやすさを身につけていきましょう✨
お問い合わせはこちら






