「正しい姿勢」の考え方を見直そう
背筋を伸ばしているのに疲れる人へ。姿勢は「形」だけで考えなくて大丈夫です
「姿勢を良くしようとすると疲れる」
「背筋を伸ばしていると腰が痛くなる」
「胸を張っていると肩が凝る」
そんな経験はありませんか?
姿勢が気になると、
「背中をまっすぐにする」
「胸を張る」
「肩を後ろに引く」
という方法を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん姿勢を意識することは大切です。
ただ、身体は置物のように一つの形をずっとキープするものではありません。
立つ、座る、歩く、振り向く、腕を上げる。
日常生活では常に姿勢が変化しています。
だからこそ、姿勢改善を考えるときは「きれいな形を作る」だけでなく、その姿勢を楽に変えられる身体を考えることも大切です。
① 「良い姿勢=胸を張る」ではない
姿勢を良くしようとして、胸をグッと前に出していませんか?
胸を張ることで一時的に背筋が伸びたように感じるかもしれません。
ただ、胸を張りすぎると腰を反ってしまったり、肋骨が前に開いたり、肩や首に力が入りやすくなることがあります。
姿勢は一部分だけを後ろに引けば完成するものではありません。
頭、背骨、肋骨、骨盤などがそれぞれの位置関係を保ちながら、無理なく支え合っていることが大切です。
「胸を張る」よりも、全身が自然に積み重なっている状態をイメージしてみましょう。
② 姿勢を「固定」すると疲れやすい
姿勢改善を頑張っている人ほど、
「この姿勢を崩さないようにしよう」
と考えてしまうことがあります。
しかし、同じ姿勢を長時間続ければ、どんな姿勢でも身体は疲れます。
背筋が伸びた姿勢でも、猫背でも、ずっと動かなければ筋肉や関節への負担は変化します。
そこで大切なのが、こまめに姿勢を変えること。
🔸座り直す
🔸少し歩く
🔸腕を動かす
🔸身体をひねる
🔸立ち上がる
こうした小さな動きでも、身体に入る負担を分散できます。
「良い姿勢を一日中キープする」より、「いろいろな姿勢に動ける」ことを目指す方が、日常生活では実践しやすいでしょう。
③ 肋骨と骨盤の位置も姿勢に関係する
姿勢を見るとき、背中だけを見るのは少しもったいありません。
特に意識したいのが、肋骨と骨盤の位置関係です。
例えば肋骨が前へ開き、骨盤が前へ傾きすぎると、腰を反ったような姿勢になりやすくなります。
反対に、身体を丸めすぎると胸郭の動きが小さくなり、呼吸にも影響することがあります。
もちろん、骨盤の傾きには個人差があります。
大切なのは「この角度が絶対に正しい」と決めることではなく、自分が無理なく呼吸し、動ける位置を見つけることです。
④ 姿勢は「立っているとき」だけを見るものではない
姿勢改善というと、鏡の前で立っている姿をチェックすることが多いかもしれません。
それも一つの方法です。
ただ、実際の生活では姿勢は常に変化します。
例えば、
座った状態から立ち上がる
歩く
階段を上る
物を拾う
腕を上げる
こうした動作の中で、身体がどう動くかも重要です。
立っているときはきれいな姿勢でも、腕を上げた瞬間に腰が反ったり、歩き始めると身体が左右に揺れたりすることもあります。
だからこそ、姿勢を見るときは「静止した形」だけではなく、動作の中で身体をコントロールできるかも確認したいポイントです。
⑤ ピラティスでは「姿勢を作る」より「身体を動かす」
ピラティスでは、ただ背筋を伸ばして姿勢をキープするだけではありません。
背骨を丸める、伸ばす、ひねる。
腕を動かす。
股関節を動かす。
呼吸に合わせて胸郭を動かす。
こうしたさまざまな動きを通して、自分の身体をコントロールする練習を行います。
「姿勢が悪いから直す」という考え方だけではなく、
「今の身体でどんな動きができる?」
「どこが動きにくい?」
「どこに力が入りやすい?」
と考えていく。
その積み重ねが、普段の姿勢や身体の使い方を見直すきっかけになります。
まとめ
姿勢を良くしたいからといって、ずっと胸を張っている必要はありません。
大切なのは、
🔸胸を張りすぎない
🔸一つの姿勢を長時間固定しない
🔸肋骨と骨盤の位置関係を見る
🔸静止姿勢だけでなく動作も見る
🔸自分の身体を無理なくコントロールする
という考え方です。
maison96pilatesでは、平和島・大森海岸・大森町周辺で、見た目の姿勢だけを整えるのではなく、一人ひとりの身体の動きやクセまで確認しながらパーソナルピラティスを行っています。
「姿勢を良くすると疲れる」「肩や腰に力が入りやすい」「自然な姿勢を身につけたい」という方も、その日の身体の状態や動き方に合わせてレッスン内容を調整していきます。
きれいな姿勢を「作って固める」のではなく、楽に動ける身体の中から自然な姿勢を作っていく。
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